NHK教育テレビ水曜日の”知る楽 こだわり人物伝”、9月は「森有正 還っていく場所」を放映しています。語り手は、作家の片山恭一。
新聞のテレビ番組欄で見つけ、「これは是非観なくては!」と思い、家族に録画を頼みました。
私、森有正さんにお会いしたことがあるのです。パリ留学中の1976年3月のこと、森有正さんが館長をしておられたパリ大学都市の”日本館(Maison du Japon)”で、リサイタルをさせていただきました。
私のピアノの恩師、マルセル・ウークラン(Marcelle Heuclin)先生と、森有正さんが親しくお付き合いしておられたので、日本館でのリサイタルが実現したのです。
リサイタル後、パイプオルガンのある館長室に軽食を用意して下さったのですが、聴きに来てくれた友人達との夕食の約束があったので、少しお話ししただけで失礼しました。
今になれば、もっとお話をしておけば良かったという思いがありますが、当時は若く、話題もなかったと思いますし、また、人生初のリサイタルをなんとかこなした後でしたので、お話し出来る精神的余裕もなかったと思います。
そんな有様でしたので、館長室には、森有正さんとウークラン先生以外に、どなたがいらしたのか全く覚えておりません。そして、森有正さんとは日本語でお話ししたのか、フランス語でお話ししたのかも覚えていないのです。
覚えていることといえば、これだけ。
ウークラン先生は、森有正さんのことを私に「学者でいらっしゃるけれど、オルガンがとてもお上手な方」と私に説明して下さり、私のことを森有正さんには「バッハと室内楽が好きな生徒」と紹介して下さったこと。
私は、バッハが好きというお話をし、「シュヴァイツァー博士も、お医者さまですが、オルガンを弾かれますね。」と申し上げたこと。
もっとも、その晩、聴きに来てくれた友人達と何を話したかも全く覚えていませんので、記憶なんて、そんなものかもしれませんけれど。
「森有正 還っていく場所」を観る予備知識として、ネットで”森有正”について調べてみました。
森有正さんは、戦後初のフランス政府給費留学生として1950年に留学されたのですが、その時、ピアニストの田中希代子さんも一緒に留学されたとことが分かりました!当時は、船で渡仏したそうです。今とは違い、”フランスに行く”って本当に大変なことだったんですね。
”知る楽 こだわり人物伝”、テキストがあるんです。左サイドバーの”本リスト”載せました。
番組のホームページは、こちらです。
http://www.nhk.or.jp/shiruraku/wen/index.html
最近のコメント