コンセール・パリ・トーキョウ主催の「イザベル・カンピオン指導の“音楽家の為の運動療法”2017 」について
*受講をお考えの方は、必ずお読みください。
よろしくお願い申し上げます。
コンセール・パリ・トーキョウは、本年10月に、イザベル・カンピオン指導の“音楽家の為の運動療法(kinesitherapie pour les musiciens )”の講座を開催致します。
講師のイザベル・カンピオン( Isabelle Campion )は、フランスの音楽家専門の運動療法士(kinesitherapeute pour les musiciens )であり、ピアニストのミッシェル・ベロフやジャン=エフラム・バヴゼの演奏機能回復に寄与したパリの「音楽家の為のクリニック“la Clinique du Musicien et de la Performance Musicale”」に所属しており、2014年よりローザンヌ高等音楽院(Haute Ecole de Musique de Lausanne)の講師も務めております。
カンピオンが所属する、パリの「音楽家の為のクリニック」は、フォーカル・ジストニアや腱鞘炎等のトラブルを持つ音楽家にリハビリを指導する場でもありますが、同時に、身体の構造と機能を知って、より良い演奏法を習得したいと考える音楽家を指導する場でもあります。
フランスの演奏家は不調に気付くと、“音楽家の為の運動療法”の指導を受けます。
日本では、“音楽家の為の運動療法”は未だ知られていない分野ですが、コンセール・パリ・トーキョウは2008年より継続してこの企画に取り組んでおります。
この療法が演奏の質的向上の為に欠かせないものと考えるからです。
本年は、10月18日(水)から10月26日(木)の間に、4種類の講座を開講致します。
受講申し込み等の詳細は、7月中旬以降に発表致します。
イザベル・カンピオンは、2010年より毎年、東京藝術大学学生を対象とする「東京藝術大学特別講座」の講師を務めており、今年は、10月23日(月)に同講座の講師を務めます。
本年5月に「カンピオン講座2017企画委員会」が発足し、コンセール・パリ・トーキョウも、この委員会に委員として加わっております。
2017年のカンピオンの講座は、この委員会の5名の委員が協力し合って企画致します。
注:フォーカル・ジストニアは、痛みを伴わない筋肉の不随意症状です。鍵盤楽器・弦楽器の場合は手に、管楽器の場合は口唇と手に現れます。
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