“音楽家の為の運動療法” についての説明
8月26日に“音楽家の為の運動療法”の講座についての記事を載せましたが、この講座を企画してから半年以上経ちましたので、説明をさせていただきます。
コンセール・パリ・トーキョウは、本年11月に”音楽家の為の運動療法(kinesitherapie pour les musiciens )”の講座を開催致しますが、講師のイザベル・カンピオン( Isabelle Campion )は、フランスの音楽家専門の運動療法士(kinesitherapeute pour les musiciens )。
彼女は、ピアニストのミッシェル・ベロフやジャン=エフラム・バヴゼの演奏機能回復に寄与したパリの「音楽家の為のクリニック”la Clinique du Musicien et de la Performance Musicale”」に所属しております。
カンピオンが所属する、パリの「音楽家の為のクリニック」は、フォーカル・ジストニアや腱鞘炎等のトラブルを持つ音楽家にリハビリを指導する場でもありますが、同時に、身体の構造を知って、より良い演奏法を習得したいと考える音楽家を指導する場でもあります。
フランスの演奏家は不調に気付くと、”音楽家の為の運動療法”の指導を受けます。日本では、”音楽家の為の運動療法”は未だ知られていない分野ですが、演奏の質向上の為に欠かせないものと考えまして、コンセール・パリ・トーキョウは2008年より、この企画を続けております。
注:フォーカル・ジストニアは、痛みを伴わない筋肉の不随意症状です。鍵盤楽器・弦楽器の場合は手に、管楽器の場合は口唇と手に現れます。
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