寿初春大歌舞伎@新歌舞伎座
「寿初春大歌舞伎」を観に新歌舞伎座へ。
入口を入ると、まゆ玉や凧が飾られ、新春らしく華やか。
でも、またしても「掛け声」が無い・・・。
昼の部には、掛け声を掛ける方が集まらないのでしょうか???
本当に寂しい。
演じる方も、間が取れないと思うし。
建物は新しくなってきれいなんだけど、掛け声が無いのは寂しいなぁ。
掛け声は、屋号を知らないと掛けられない。難しくて素人には出来ないけれど、歌舞伎は、掛け声があって成り立っているものだと思う。今、デジタル放送で”双方向放送”があるけれど、歌舞伎は昔から双方向のお芝居だったんじゃないかと思います。
だから、歌舞伎役者さんの育成と共に、掛け声を掛ける「大向こう」の育成も図っていただきたいと思います。素晴らしい文化ですもの。
歌舞伎の掛け声についての記事、検索してみましたが、”歌舞伎美人”サイトのこの記事、興味深いです。
”上演中の「あの叫び声」は一体なんだろう?”というタイトル。2007/02/16の記事です。
お書きになった方は、1979〜1986年、武蔵野音大で教えておられたロナルド・カヴァイエ(Ronald Cavaye)氏。
「・・・私の知る限りでは西洋芸術に「掛け声」に相当するものはありません。(中略)だからこそ歌舞伎の「掛け声」の特異性がすばらしいと思うのです。・・・」と書かれています。
本当にその通りだと思います。
上演中の「あの叫び声」は一体なんだろう? ↓
http://www.kabuki-bito.jp/kabuki_column/letterfromlondon/post_146.html
私、実はロナルド・カヴァイエ氏のバルトークの講座を受講していたことがあります。こんなに歌舞伎に興味を持たれているとは知らなかったので、この文章を読んでびっくりしました。
そういえば、講座の時に、カヴァイエ氏が「中国の不思議な役人」について話されたことがありました。
私が、6月の「杮葺落六月大歌舞伎」を見た日も掛け声がなく、がっかりして、記事を書いておりますが、運が悪いだけなのでしょうか?
2013年6月11日 (火)
杮葺落六月大歌舞伎 (6月11日) 掛声のない歌舞伎なんて・・・
http://paris-tokyo.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-c9d9.html
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