ラヴェル好きの私、10月18日と20日の読響+カンブルランのラヴェル、2回共、聴きに行きました!!
18日はサントリー、20日は芸劇。
芸劇は、りニューアル後、初めて行きました。エスカレーターがL字形になり、長いエスカレーターは壁沿い。少し怖くなくなりました。
「マ・メール・ロワ」も「ダフニスとクロエ」も、今回は全曲版。
「マ・メール・ロワ」は、始まった途端に「あれっ!私の知ってる曲と違う・・・。」と思った。私が知っているのは、ピアノ連弾版と、それをそのまま管弦楽にした組曲版。
バレエの為の全曲版では、初めに「プレリュード」付く。知っているメロディが出るものの、この曲は知らない。”あれれ~”と思いつつ聴いて行くと、耳に馴染んでいる「眠れる森の美女のパヴァーヌ」に辿り着く。
ほっとしたけれど、バレエ版は、曲と曲の間に間奏が入り、繋がっている。
後で、ネットで調べたら、曲順も違ってましたが、聴いている時には、知っている曲になって安心しきって、曲順の違いには気付かず。
「ダフニスとクロエ」も全曲版。
良く演奏される「第2組曲」は、全曲版では第3部にあたる部分になる。こちらは、知らない部分がかなり長いけれど、全曲版と「第2組曲」の違いを知っていたので、「あれっ」とは思わずに聴いた。
2回聴いて、ラヴェルのオーケストレーションの素晴らしさを堪能しました。
「マ・メール・ロワ」の編成は小さいけれど、「ダフニスとクロエ」は大編成。それでも、どの楽器の音がしているのかが、はっきりと聴き取れる。「ここには、この楽器の音色が欲しい」という思いで書かれた曲なんだろうと思いました。
読響の演奏も素晴らしく、「ダフニスとクロエ」の合唱も素晴らしかった。
お客さんが湧いたのは芸劇の方。サントリーは、残念なことに空席が多かった。
芸劇で残念だったのは、拍手のタイミングの早い人がいたこと。良いと思うからの拍手とは思いますが、あの曲、最後の音が壁に吸い込まれるまで待って初めて「終わり」って言えるんじゃないかなぁ。
オケが引っこむタイミング、サントリーは明らかに早過ぎ。芸劇も、少~し早かったような・・・。
立ち去りがたくて、立って拍手を続けているお客さんが結構いましたもの。
この公演には、読響を卒業した夫がエキストラとして乗っていたので、両日共に、終演後はビールで乾杯。
サントリーの後は、オ・バカナルで、芸劇の後は、蘭蘭で。
第553回サントリーホール名曲シリーズ
2012年10月18日(木) 19:00開演 サントリーホール
第198回東京芸術劇場名曲シリーズ
2012年10月20日(土) 18:00開演 東京芸術劇場
指揮:シルヴァン・カンブルラン
合唱:新国立劇場合唱団
ラヴェル:バレエ音楽「マ・メール・ロワ」(全曲)
ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」(全曲)
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