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2012年4月17日 (火)

セリア・ウダールさんの講義@東北大学(4月17日)

処女作『世界の脅威』でアカデミー・フランセーズのアンリ・ド・レニエ賞を受賞したフランス人作家のセリア・ウダール(Célia Houdart)さんが、4月17日に東北大学で講座をされます。

ウダールさんは、詩人・演出家としても幅広い活躍をされている方です。

彼女は、今年3月より二ヶ月に亘って松島に滞在し、詩の連作を制作。今回のセミナーでは、「詩を描く(書く)」ことをレクチャーします。

ウダールさんは、私の留学時代のピアノの先生、マルセル・ウークラン(Marcelle Heuclin)のお孫さんにあたる方です。
3月初めに、ピアニストの海老彰子さんのご尽力で、ウダールさんを囲むウークラン門下の会が実現しました。私はその折に初めてウダールさんにお目に掛かったのですが、ウークラン先生の面ざしを受け継がれたお孫さんに日本でお目掛かれるなんて、夢のようでした。

セリア・ウダール講演会『風景の前で書く』
"Écrire devant un paysage" -Célia Houdart-
 (フランス語/日本語逐次通訳あり)

日時:2012年4月17日(火)16:30~18:00
場所:東北大学川内北キャンパス 講義棟B棟1階B104
参加無料/一般の方も参加可能
022-795-7551
022-795-7647
https://www3.he.tohoku.ac.jp/pd/index.cgi?program_num=1331270283

<講演者について>
セリア・ウダール
1970年パリ生まれの詩人・小説家・演出家。エコール・ノルマル・シュペリウール(パリ、ウルム街)で文学と哲学を学んだ後,彼女は舞台芸術の世界で演出助手として数年にわたって研鑽を積んだ。その後、小説家として頭角を現した彼女は、『世界の驚異』(2007年),『雇い主』(2009年),『カッラーラ』(2011年)などの作品をこれまでに刊行し(出版社はいずれもP.O.L),いずれも高い評価を受けている(2008年,『世界の驚異』でアカデミー・フランセーズのアンリ・ド・レニエ賞を受賞)。その他,劇作品のテキスト(『海底の樹々』(1999年),『既にまどろんで』(2011年)など,オペラ台本(『頻度』(2004年))のみならず,ダンス・音楽などの為のテキストを数多く執筆している。
3.11の東日本大震災における東北地方の惨状に心を打たれた彼女は,2012年3月から2カ月に亘って松島に滞在し,その地で作品を書く予定である。今回の講演では,松尾芭蕉の作品とその生き方に霊感を受けつつ,様々な小説家や詩人たち(プルースト,ボードレール,パヴェーゼ,セガレン)の世界を踏破しながら、「風景を前にして書く」ということの意味を考える。

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