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2011年8月10日 (水)

母の城

母の城
母はお料理が好きでした。

母の希望に添って作られた実家の台所は、正に“母の城”。台所と食堂を繋ぐハッチの上に料理本を並べる場所があり、良く使う本を置いていました。

母が料理をしなく(出来なく)なって以来、置かれた本が並び替えられることはなくなったので、母が亡くなるまでの数年間、実家の台所はこの色合いでした。

母が亡くなった後も、この聖域に手を加えることが出来ず、“一周忌を過ぎたら片付ける”と宣言したのですが、やはり触れることが出来ずに半年以上が経ちました。ところが先日、“そろそろ良いかな”という気持ちになり、掃除&片付けに着手。

とはいっても、この部分の色合いが変わるのは寂しいので、整理した後、一番前に並んでいた母のお気に入りの本達は元に戻しました。もう暫らく、実家の台所を見守ってもらうつもり。

右から、“シニアの食卓”、“家庭の中華料理”、ミシュリンヌ・バラッツ先生の“フランス式おかずとお菓子”、そして、フォーションの封筒に入った三村真喜子先生のクラスのレシピ。

これらの後ろには、雑誌や新聞の切り抜きやら手書きレシピやらが沢山入っていて、切り抜きにはメモ書きが。

切り抜き類は少し処分しましたが、残りは軽井沢の家に運び、ゆっくり整理することにしました。

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