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2011年3月30日 (水)

「遠隔地での地震におけるストレス対処」

3月27日に開催した ”奈良希愛 ピアノリサイタル” においでになったお医者様のH先生が、お知り合いの臨床心理士の方から送られたメールを転送して下さいました。
コンサート後のドリンクタイムでは、当然ながら地震のことが話題になりました。
「地震から、なかなか立ち直れない」という話が出ましたもので、この「遠隔地での地震におけるストレス対処」をH先生がお送り下さったのです。
私、
読ませていただき、深く頷きました。
転載の許可をいただきましたので、こちらに掲載致します。
どうぞご一読下さい。
臨床心理士という立場の方も、地震後、こういった気持ちになられたのだというところ、とても説得力がありました。

「遠隔地での地震におけるストレス対処」
アメリカ心理学会の「遠隔地での地震におけるストレス対処」につ いてのadvocacyです。
貼り付けて送ります。
クリニックに来られた患者さん,クライエントさんに,情報としてお伝えできるといいかもしれません。
(私は月曜日に来たクライエントさんに「ニュースを見続けるのってストレスになるらしいですよ」という話をしました)
というか,私自身,3日目くらいにちょっとしたテレビのコメ ントや映像に涙ぐむようになりました。
地震以外のことにも目を向けねばと,セルフケアに役立ちました。
http://apa.org/helpcenter/distress-earthquake.aspx
在米サイコロジスト三羽 理一郎さんによる上記サイト翻訳です
DRやコメディカルスタッフ以外の方にとっても非常に有益なのでセルフケアとしてご活用ください。

【APA(米心理学協会)の提案する災害時ストレス対処法】

1.ニュースを見続けない
:際限なく災害のニュースを見続けることはストレスをより悪化させかねません。もし大切な方々が被害にあっていて情報をアップデートし続けていたいと思っていても、途中で休憩 を挟み心身の負担を減らしてください。

2.出来ることをやっていく:仕事や学校に行ったり食事を作るなど、普段どおりの生活をおこなっていくこと。そうした日 常生活をやり続 けることは、地震について常に考え続けることを中断するのに役立ち ます。

3.健康的な行動をする:バランスの取れた食事を取り、普段のエクササイズをし、しっかりとした休養をとること。身体の健康を強化する ことは、あなたの精神的健康維持にも役立ち、また、こうした問題を 対処する際の能力を高めます。

4.事実を正しく捉えておく:地震で恐ろしいほどの困難と損失を被るとしても、あなたの人生における良いことに意識を向け続けることを 忘れないでください。困難に屈せず、先にあるさまざ まな困難に立ち 向かえる自身の能力を信じ てください。

5.(可能ならば)有効的に援助する方法を見つける:多くの機関がさまざまな方法で被害者を援助する方法を提供しています。そうし たものに貢献したりボランティアをすることはあなたが何かをすることを助ける前向きな行為となります。

これらの方法をとることで多くの人々は現在の問題を乗り越えられるかもしれませんが、人によっては強いストレス反応が出るかもかもし れません。日常生活に支障を起こすような場合は専門家の助けを得て、前に進み続けられるようにしてください

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コメント

こんばんは!
香川のrumiです。
今、まさに自分が必要とするアドバイスをこちらで拝見でき、とてもありがたく、教えて下さったことに感謝致します。ありがとうございました!

投稿: rumi | 2011年3月30日 (水) 21時29分

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