レオン・フライシャーのリサイタル(1月26日)
新聞でレオン・フライシャーのリサイタルの記事を読み、大変興味を持ったのですが、都合が付かず聴くことは出来ませんでした。
レオン・フライシャーは、37歳の時に右手にフォーカル・ジストニア(ジストニア)の症状が出て、その後、左手でのピアノ演奏、指揮者としての活動、教育者としての活動を続けつつ右手の回復に努め、35年の年月を掛けて両手の演奏に復帰したピアニストです。
私はご縁有って、フォーカル・ジストニアに関する講座を企画するようになりまして、フォーカル・ジストニアを克服したピアニストとしてのレオン・フライシャーに興味を持つようになりました。
リサイタルには行けなかったので、今日、「どんなコンサートだったのかしら?」とネット検索したところ、”出演者の右手不調により、内容が変更となります。”という記事を発見。フォーカル・ジストニアの症状の再発かと思いましたら、右手親指の関節の手術をされた為ということでした。
関節の手術は成功したものの、完璧な状態に戻っていないという理由での曲目変更でした。
予定していたバッハ4曲の内の2曲を予定通り演奏し、タカーチ作曲「左手のためのトッカータとフーガ」を追加。そして、夫人のキャサリン・ジェイコブソン・フライシャーとともに3曲を演奏するというプログラムに変更されました。
手術は成功し、順調に回復されているとのこと、良かったです。
ところで、経歴にフォーカル・ジストニアと書くことはタブーなのでしょうか?
サントリーホールのページのレオン・フライシャーの経歴には、”キャリアの絶頂で右手に致命的故障が発生”と書かれていますが、フォーカル・ジストニアとは書かれていません。既に両手での演奏に復帰されているのですから、”致命的故障”と書かなくても良いのではないかと、私は思うのですが・・・。
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- 《カンピオン指導の“音楽家の為の運動療法”講座2019の参加者数のご報告》 (2019.11.04)
- カンピオン指導の“音楽家の為の運動療法”講座2019 、無事終了!(2019.10.27)
- 10/24(木)・10/25(金) に「グループ講座」を受講される方々へ(2019.10.23)
- 明日(10月21日)より、カンピオン指導の“音楽家の為の運動療法”講座2019 が始まります。(2019.10.20)
- 【グループ講座受講の方へのお知らせ・ご注意等】第2弾 ←必ずお読みください(2019.10.19)
「ピアノ」カテゴリの記事
- 少人数制「鍵盤楽器奏者の為の”アトリエ”」受講者の方々は、必ずお読みください。(2019.10.16)
- イザベル・カンピオン指導の“音楽家の為の運動療法”講座2019 講座一覧 講座期間:10/21(月)~10/25(金) (2019.10.09)
- 《「グループ講座」受講者の感想文》 ← 「私の体験が希望となれば」と(2019.09.30)
- イザベル・カンピオン指導の“音楽家の為の運動療法”講座2019 講座説明① 少人数制「鍵盤楽器奏者の為の“アトリエ”」(10月21日開催)(2019.09.24)
- 「イザベル・カンピオン指導の“音楽家の為の運動療法”2019」講座日程(10/21~10/25)のお知らせ(9月20日版)(2019.09.20)
「”音楽家の為の運動療法( kinesitherapie pour les musiciens )、フォーカル・ジストニア(ジストニア)”」カテゴリの記事
- <イザベル・カンピオンよりのメッセージ>(2021.01.08)
- イザベル・カンピオンよりのメッセージ、翻訳中(2021.01.07)
- 今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。(2021.01.06)
- 2020年も残りわずかとなりました。(2020.12.31)
- 《カンピオン指導の“音楽家の為の運動療法”講座2019の参加者数のご報告》 (2019.11.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント