指揮者の山田和樹さん、11月にパリ管で代役デビュー!
”のだめカンタービレ 最終楽章 前編”、今日(12月19日)公開されましたが、今年11月に、”のだめカンタービレ”の千秋先輩のように、指揮者として代役デビューを飾った方がいらっしゃることを知りました。
千秋先輩が受けたコンクールのモデルは、ブザンソン国際コンクールだと思うのですが、そのコンクールの2009年度の優勝者は、Kazuki Yamada という日本人の方。その方が、11月にパリ管(パリ管弦楽団)のコンサートに代役デビューされています。
私、久しくパリ管のサイトに行っていなかったのですが、マルク・トゥレネル(マーク・トレネル、Marc Trenel)さんの記事を書く際に行ってみました。彼がパリ管に籍を置いているのか、チューリッヒのトーンハレに移籍したのかを調べたくて行ったのですが、その答は見つからず・・・。その代わり、というのも変ですが、その時に見つけたのが、Kazuki Yamada という名前。
トップページに、「11月12日&13日のコンサートの指揮を、ミッシェル・プラソン(Michel Plasson)の代役として、2009年度のブザンソン国際コンクールの優勝者であるKazuki Yamada が務めます。」と書かれていました。
今年のブザンソン国際コンクールの優勝者が日本人であることは知っていましたが、お名前は知らなかったので、コンサートのページで経歴を読んでみました。
Kazuki Yamada さんは、藝大出身なんですね。
藝大は、”l’Université nationale des Beaux-arts et de la musique de Tokyo (Gedaï)”と訳されていました。フランス語での正式名称は”l’Université nationale des Beaux-arts et de la musique de Tokyo”と聞いていましたが、音楽家の方々には ”ゲイダイ”で通じてしまいます。ですが、略称の ”ゲイダイ”まで、パリ管のサイトに書いてあることには、ちょっとビックリ。
フランス人が”ゲイダイ”と発音するようにアルファベットで書くと、”Gedaï”になるんですね!と変なところで感心しました。
ネットで調べたところ、Kazuki Yamadaさん、漢字で書くと 山田和樹さんだそうです。
↓こちらが、パリ管のサイトです。
http://www.orchestredeparis.com/
2008年のお正月に、テレビで”のだめカンタービレ”を見た時に書いた記事の中に「・・・それにしても、代役デビューって、大変なチャンスですよね!ドラマチックですし。でも、代役をつとめるには、普段の勉強が大事。そして、レパートリーの広さと体力、そして、精神力が必要。」と書きましたが、正にその通りだと思います。
この告知文は10月29日付けで出されています。っていうことは、準備期間は2週間?
11月12日&13日のコンサートで山田和樹さんが指揮されたのは、フォーレの管弦楽組曲”ペレアスとメリザンド”作品80、ビゼーの交響曲第1番、ベートーヴェンの交響曲第7番でした。(ベートーヴェンの交響曲第7番は、”のだめカンタービレ”で千秋先輩がシュトレーゼマンの代役で振った曲とか。)
↓テレビの”のだめカンタービレ”を見て、代役について書いた記事、こちらです。
2008年1月 6日 (日) ”のだめカンタービレ in ヨーロッパ”③
http://paris-tokyo.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/in_5fe5.html
パリ管は代役が続くようで、1月14日のコンサートも、ネーメ・ヤルヴィ(Neeme Järvi)の代役をドミートリー・スロボデニューク(Dmitri Slobodeniouk)が務めます。
山田和樹さんは30歳、ドミートリー・スロボデニュークさんは35歳。
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コメント
山田和樹さんが取り上げられてうれしくてコメントいたします。
山田さんはは私が住む秦野のご出身です。
秦野は中々音楽盛んなのです。
昨年の暮れには地元の丹沢音楽祭で「第九」を振られ、来年5月の音楽祭には「アイーダ」を振られるそうです。
友人が合唱で参加しています。
(その合唱のボイトレは相楽先生の後任の方だったのです)
「ブザンソン優勝」の時には一般紙にも取り上げられて、私たちはとても盛り上がりました。
投稿: akiko | 2009年12月20日 (日) 23時46分