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2009年5月20日 (水)

“MADE IN 我が家”のケーキ&キッシュ、美味しいヨ!

コネタマ参加中: “MADE IN 我が家” 自家製しちゃうものを教えて

081018_flognarde_pomme_4私、見かけによらず、お料理マニア。特にお菓子作りは大好きでして、子供達が小さい頃は、ケーキ・クッキーの類は全て手作りしておりました。ケーキやクッキーの焼ける時の匂い、大好きなんです。

私、フランス人の友人から”cordon-bleu” と賞賛されたこともあるのでございます ”cordon-bleu” って、”青い帯”っていうことですが、”お料理上手”のことなんです。(”cordon-bleu” っていう名前のお料理学校もありますよね。)

私の母は、”お料理上手”でした。残念ながら、”でした”になってしまいましたが、もうすぐ90歳ですから、仕方ないですね。

母は、私が小学校の頃から、良くお菓子を焼いていました。当時のヒット作は、ヴァニラ生地とチョコレート生地を焼き型の中でさっと混ぜて焼く”マーブルケーキ”。二色の混ざり具合が、その時々で違うので、出来上がりをワクワクしながら待った思い出があります。

私も見よう見まねでお菓子作りを始め、大学時代は沢山の種類のお菓子を作っていました。子育て時代には”甘さ控えめ美味しいお菓子”のレシピ開発もしていましたが、今作るのは、ほぼ定番3種のケーキのみ。
バラエティは少ないですが、この3種、沢山のケーキの中から選ばれたものなので、お味は保証付き。誕生日やクリスマスなどの日に、家族のリクエストに応えて作っています。

定番3種のケーキは、”チョコレートケーキ”、”リンゴのケーキ”、そして、”にんじんケーキ”。どれも”焼きっ放し”で、デコレーション無し。”味で勝負”のケーキ達です。

”チョコレートケーキ”と”リンゴのケーキ”は、大学の頃から得意で、今も私のスペシャリテ。この2つのケーキのレシピは、母がフランス料理の先生であるミシュリンヌ・バラッツ(Michelline Valats)さんから習ったものを、私が譲ってもらったもの。
”チョコレートケーキ”のレシピは、バラッツさんの本「やさしく作れるフランス式おかずとお菓子」にも書かれていますが、”リンゴのケーキ”は、母がバラッツさんのお宅にお稽古に通っていた時のレシピ。直伝レシピです。

071209_gateau_chocolat_1 この”チョコレートケーキ”、パリ留学中の友人達の間では”Yuriちゃんのケーキ”として定着していました。友人の集まりの度にリクエストがあり、焼いて持って行っていたからなんです。
昨年、久し振りに会った留学時代の友人から、「あのケーキ、今も焼いてるの?」と訊かれ、当時を懐かしく思い出しました。週末毎ではなかったけれど、月2回位は集まりが有り、その度に、箱に入れて大事に抱えて行ったものです。

071212_gateau_chocolatこのケーキは、焼いてから2~3日”熟成”させた方が美味しいのです。
←切り口をご覧下さい。このように、ケーキ中央部が黒っぽくしっとりしてきた頃が”食べ頃”です。(故に、食べる2~3日前に焼くのです。)

やはり、大学生の頃から焼いていたお菓子が、”リンゴのケーキ”。リンゴを薄切りにして斜めに重ねていって作るので、チョコレートケーキより手間が掛かるし、紅玉リンゴが美味しい時期でないと美味しくできないので、”季節限定&時間の有る時限定”のケーキではありますが、ず~っと作り続けています。

081018_flognarde_pomme_2この”リンゴのケーキ”は、”Flognarde aux Pommes”といい、ミシュリンヌ・バラッツさんの出身地ブルターニュ地方のお菓子。特産のリンゴを沢山使っていて、”家庭で作り継がれてきた素朴なお菓子”という感じ。私、その素朴さが大好きなんです。

081018_flognarde_pomme_1 ←こちらのケーキ型、ブルターニュ地方のゲランド(塩が名産の小さな街です。)に行った時に、このケーキの為に買ったもの。リンゴの形が可愛いでしょう?

090119_carrotcake_2この”にんじんケーキ”は、子供達が小さい頃に買ったNHKの”今日の料理”のテキストに載っていたもの。バターでなく、オイルを使うんです。”それなら簡単”と思いきや、にんじんをすり下ろすのが結構大変なのです。

090119_carrotcake_3 でも、シナモンの香り&しっとり感が堪らない美味しさ。頑張ってにんじんをすり下ろす価値有り!私、”にんじんジャム”を作っていた時期もありますが、にんじんと砂糖の相性、とっても良いんです。
この”にんじんケーキ”、ホイップクリームをちょっぴり添えると、一段と美味しくいただけます。

090104_quiche_lorraine_1 これ以外に”手作りは絶対美味しい!”と言えるのが、”キッシュ・ロレーヌ”。タルト生地から作るので少々手は掛かりますが、中身が半熟状のところで火を止めて、熱々をいただくと、絶品ですよ~!

これを作る時は、家族全員が時間のある時。サラダを食べながら、出来上がるのを待つ。”ここぞ”というタイミングでテーブルに出します。ナイフを入れた時に、中身が少~しだけトロリとしているタイミングを見計らうのが、”シェフ”である私の仕事。

090104_quiche_lorraine_2←これ、絶妙のタイミングです!
このタイミングで食べるの、レストランでは無理。オーブンとテーブルが近い”我が家ならでは”の楽しみです。

手間を掛けて“MADE IN 我が家”するものは、絶対に美味しくなくっちゃイヤ!
なので、”我が家レシピ保存版”を作ろうと思っているのですが・・・、なかなか進みません。

”チョコレートケーキ”と”キッシュ・ロレーヌ”が載っているミシュリンヌ・バラッツさん著の本は、こちら。

「やさしく作れるフランス式おかずとお菓子」 ミシュリンヌ・バラッツ/著
主婦の友社 主婦の友実用シリーズ
発行年月1976年 価格(税込)924円

この本について書いた記事「フランス家庭料理の”バイブル”」は、こちらです。
http://paris-tokyo.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_feae.html

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