ウケて悲しい、エイプリルフール・・・
コネタマ参加中: エイプリルフール、秀逸だったのはどんなネタ?
”混浴”の説明をフランス人の友人にしたのが、4月1日。日が悪かった。本当の話なのに、”面白いエイプリルフールネタ”と思われて大ウケ!
日本語ペラペラのフランス人の友人、T君が大笑いして、「ウッソ~!」、「信じられな~い!」、「あり得な~い!」を連発。「あのね、本当なの。」と真面目に説明すればするほど、面白いネタと思われてウケまくる悪循環(?)に落ち入りました。
これが2年前の”ウケて悲しい、エイプリルフール体験”。
私、エイプリルフールに面白いネタを用意する趣味も無く、ウケる話をする才能も全く無いもので、エイプリルフールを全く意識せずに4月1日にお花見を設定し、T君を誘ったんです。
彼はその時点で既に5年間、日本に暮らしていて、日本語はペラペラ。漢字交じりの文章の読み書きも完璧なのですが、何故か、お花見はこのときが初めて。とても喜んでやって来ました。
T君は以前”温泉が好き”と言っていたので、家族で数週間前に行った宝川温泉の話をしたんです。彼が、”混浴”という言葉を知らなかったので、フランス語も入れながら”混浴”の解説を始めたところ、彼はゲラゲラ笑い出したんです。
エイプリル・フールのことを、フランスでは poisson d'avril といいますが、やはり、その日は嘘をついても良い日なのです。
一生懸命に”混浴”の説明をする私に、彼、「今日は4月1日だよねぇ。」と言うのです。「そう、今日は poisson d'avril よ。だから、私の話、信じられないの?」と訊くと、「だぁって~、お風呂が男女一緒だなんて、そんなこと、絶対信じられない。あり得な~い!」と笑う。そして、真顔になって、「だって、そんなの”危険”じゃないですか~!」とまで言うのです。
”真面目に説明しているのに、なんでこうなるの?!”っと、私が熱を入れて話せば話すほど、彼は冗談だと思い込む悪循環に。
破れかぶれになった私、「じゃあさ、今度、一緒に行こうヨ。」と言ったのです。エイプリルフールだし。
そこで、話を止めれば良かったのに、私、「宝川温泉はね、朝ご飯も美味しいの。」と食事の話を始めたんです。「そうそう、夕食には”熊汁”も出てね。」と言った途端、彼は大爆笑。
「Yurikoさ~ん、今度は熊ですか~!熊ね~。僕も、いろんな味噌汁知ってますよ。貝の入っているのとか、肉の入っているものもあるけど、熊の肉ね~。そりゃ、スゴ~イ!あはは~!」と、またまた、猛烈にウケたのです。
”しまった!これは言っちゃいけなかった。”と思ったのですが、時、既に遅し。(熊汁の話、本当なんですが・・・)
そういう方向に転がりだした彼の思考は止めようがなく、”本当の話なの”と言えば言うほど、”引っかかってはいけない”と思われ、話せば話すほど”面白い話”になってしまい、T君からは”超面白いYurikoさん”のレッテルが貼られてしまったのです。
我が人生で、エイプリルフールにウケたのは、これ1回限り。偶然って、面白いものですね。
あれから2年、温泉で外国の方を見かけることが多くなりました。その度に、この日のT君の反応を思い出して、笑ってしまいます。
”混浴は危険”、T君は今でもそう思っているのかしら?
このことを書いたブログ記事は、こちらです。
↓
2007年5月15日 (火)
フランス人T君との日本文化談義 ”温泉”&”混浴”
http://paris-tokyo.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_52d9.html
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