フランク・ブラレイ(p)ピアノリサイタルのアンコール曲(11月20日)
フランク・ブラレイ&アンコールでの検索で、こちらにおいでの方が複数いらっしゃいましたので、その情報を。
一昨日(11月20日)、上野の東京文化会館小ホールで行われたフランク・ブラレイ(Frank Braley)のピアノリサイタルのアンコール曲は、ガーシュインの”I got Rhythm”、ドビュッシーの”ミンストレル”。最後の曲は、多分、ガーシュインの”3つの前奏曲の第3番”。(そう聞き取れましたが。)
昨日のリサイタル、前半がシューベルトとベートーヴェン、後半がドビュッシーとガーシュインというプログラムでした。これについては、「ちょっとわからないプログラムよねぇ。」と友人達と話していましたが、実際に聴きましたら、ここにはブラレイさんらしい明快な意図があることが良くわかりました。
前半は、シューベルトの3つの即興曲を1つのまとまりとして演奏、そして、ベートーヴェンの110へ。後半は、”沈める寺”から始まりました。その段階では、ドビュッシーからガーシュインへのラインは見えなかったのですが、徐々にわかってきました。ドビュッシーの最後は、ラヴィーヌ将軍です。なるほど!ランダムに並べた前奏曲を繋いで、ラヴィーヌ将軍に行き、あのリズムからガーシュインのラプソディ・イン・ブルーに行くんだと。前奏曲のランダムな並べ方の意味が、そこでわかりました。ラヴィーヌ将軍が終わった後、私の予想通り、ソデに引っ込まずにラプソディ・イン・ブルーに。そして、アンコールは、ガーシュイン、ドビュッシー、ガーシュイン。実に見事なストーリーになっていました。
昨日(11月21日)が、ブラレイさんの来日公演最終日。静岡公演でした。静岡でも素晴らしい演奏をされたことでしょう。フランスに帰国されると、すぐに上野&静岡と同プロのリサイタルだそうです。
再来日は2009年1月、読響とのコンチェルトです。
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