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2008年6月15日 (日)

実録「譜めくりの女」④~久々の譜めくり体験~

先日、久々に譜めくり体験をしました。コンセール・パリ・トーキョウ主催の「ピアニストの為の室内楽ワークショップ」の時です。曲は、シューマンのアダージョとアレグロ 作品70。

このところ、譜めくりに関する記事を沢山書き、譜めくりの役割について考えていたので、「さてさて、私はどんな風に譜めくりしているのかな?」と、自己分析しつつ、譜めくりしました。

今回の楽譜は、殆ど新品でした。新品の楽譜は、自然に閉じてしまうことがあるので、しっかり最後まで譜めくりすることが肝要。使い込んだ楽譜は”開いているクセ”がついているので、適当にめくっても開いていますが、新品は、そうはいきませんので。

自分がやっていたことを分析してみると、こんなことをしていたように思います。
  ↓
*譜めくり箇所近くに左手が低音域を弾く部分があるか、確かめる。ある場合は、それを過ぎてから、譜めくり動作に入る。それが無理な時は、極力邪魔にならない場所に立つ。譜めくりが邪魔な場所に突っ立っていると、左手を弾き損なう場合があるので。
(私、左手の跳躍の時に、譜めくりストさんのお腹をぶん殴っちゃったことがあります・・・。)
*ピアニストが早くめくって欲しい箇所もあるので、少し余裕を持って譜めくり動作に入る。
*楽譜を少し返すようにして持ち、ピアニストがサインを出したら、少し早くてもめくってしまう。
*サインがなければ、ピアニストの目線を見ながらめくる。
*めくったら、楽譜が閉じてこないように手で直す。その時に、ピアニストが見ている部分を手で隠さないようにする。

譜めくりをする手は”左手”ですが、友人と話をしていたら、右手で譜めくりされる方があるとか!?身体がピアニストに近付かないようにするのが原則なので、”左手”を使います。邪魔にならないようにという観点から、腕はなるべく伸ばすようにします。ヒラヒラ広がっている袖は最悪。ピアニストの視界を遮る可能性があるので。

自己分析した結果、私の場合は、自分を基準として、”自分が弾いている時に弾き易い状態”を作ることを心掛けていることがわかりました。

私の場合、譜めくりの方がなかなか立って下さらないと、「まだ立ってくれない、楽譜読めているんだろうか???」という不安に苛まれましたので、初めての方の譜めくりをする時は、”忘れていないよ。”ということをアピールする為に、少し早めに立ち上がって、譜めくり動作に入るようにしています。

でも、好みは人それぞれ。譜めくりが早く立つのを鬱陶しいと思うピアニストもいらっしゃるとも思いますので、譜めくりをする時には、好みのタイミングを知る為に練習にお付き合いする必要があります。親しい友人であっても、譜めくりとしての相性が良いとは限りませんので。

先日の講師を務めて下さった藤田朗子さんは、安定感のあるピアニストなので、どんな譜めくりがついても問題ないと思いますが、久々に譜めくりをしてみて、ピアニストと譜めくりって、面白い人間関係だと実感しました。ピアノを持ち歩くピアニストはいらっしゃいますが、譜めくりさんを連れて歩くピアニストっていらっしゃるのでしょうか?

譜めくりの方を使わず、ご自分で譜めくり出来るように楽譜を製本するピアニストの方、いらっしゃいますよね。私、このセルフ譜めくりをされるピアニストの”譜めくり動作”に見惚れたことがあります。そのお話は、後日・・・。

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