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2008年6月24日 (火)

「ピアニストの為の室内楽ワークショップ」第2回目終了

昨日(6月23日)午後、「ピアニストの為の室内楽ワークショップ」第2回目を開催致しました。

シューマンのアダージョとアレグロ 作品70”をテーマに、チェロとホルンの2つの楽器と実際に合わせる体験を通して、弦楽器との合わせと管楽器との合わせに際してピアニストが注意すべき点を知ることを目的とする全員参加型のワークショップでした。

6月6日に第1回目のチェロ編を開催。昨日(6月23日)はホルン編でした。

昨日は、まず、講師の藤田朗子さんから、”ホルンとのアンサンブルの場合の注意点”の講義があり、続いて、ホルン講師の松坂隼さんと藤田朗子さんのお2人の模範演奏。休憩後、受講者の方々に、松坂隼さんとの合わせ体験をしていただきました。

合わせは、”アダージョからアレグロの最初の部分まで”を3名、”アレグロ部分全部”を3名という形。前回とは違う部分を合わせていただきましたので、受講者の方は、6日と23日で、全曲分の合わせ体験をされたことになります。

受講者の方々は、前回のワークショップの際の注意を良く守って練習されたようで、上達されていました。

アダージョ部分に関しては、前回の注意が効いて、部分完結型の演奏が減りましたが、アダージョ全体の流れを考えて曲を進めるところには至らなかったことは残念です。松坂さんからの「自分で歌ってみれば、音楽の流れがわかる」というアドバイス、とても良い点を突いていると思います。ピアニストは、機械的に指を動かしてしまい勝ちですが、常に音楽の流れを考えなければならないと、改めて思いました。

アレグロ部分も、前回の注意が効いて、ペダルを薄くしている方が多く、クリアに聞こえました。しかしながら、アレグロ冒頭部分の3連の刻みは、ホルンの方がチェロに比べてリズミックなので、ピアニストの3連の揺れが、チェロの時より気になりました。ここで松坂さんから出たのは、「息を吸って弾いて下さい」という、ピアニストには”痛い”お言葉。う~む・・・。ピアノは息を吸わなくても音が出ますが、音楽するには、”息を吸い、歌って音楽の流れを知ること”は、不可欠です。

松坂さん、実は、ピアノもお上手なのです。学生時代には、ピアニストにも難しい、この”シューマンのアダージョとアレグロ 作品70”のピアノパートが弾けた(今は、弾けないとのことですが。)そうです!そんな松坂さんですから、ピアニストの弱点も良~くおわかり。適切なアドバイスがいただけました。

チェロ編・ホルン編を通して指導して下さった藤田朗子さん、限られた時間の中ではありましたが、それぞれの受講者に合わせた的確な指導をされたのには感心致しました。(1回当たりの時間が、2時間半あれば良かったかなと思いました。)

今回は、ホルンという楽器の性質上、模範演奏を最初に致しましたが、お二人の講師の演奏、素晴らしかったです。ホルンという楽器は、壁に音を当てて空間全体を響かせる楽器ですので、もう少し大きな空間で聴ければ理想的でしたが。

松坂さんは、6月26日に行われる”ラドヴァン・ヴラトコヴィチ公開講座&ミニコンサート”の公開講座に受講者として参加され、この”シューマンのアダージョとアレグロ”を演奏されます。

”コンセール・パリ・トーキョウ 室内楽講座 vol.1”
ピアニストの為の室内楽ワークショップ
6月6日・6月23日 14時~16時
会場:ヤマテピアノ(井の頭線・池の上駅下車徒歩2分)

講師:藤田朗子(パリ国立高等音楽院伴奏科卒業、同音楽院室内楽科大学院課程卒業)
講師:小峯晋(チェロ 東京芸術大学卒業、国立ベルリン芸術大学・同大学大学院卒業)6月6日のみ
講師:松坂隼(ホルン 読売日本交響楽団ホルン奏者)6月23日のみ

詳細は下記サイトをご覧下さい。
http://hw001.gate01.com/roman/paristokyo/

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