初春花形歌舞伎 ”通し狂言 雷神不動北山櫻”
昨日(1月23日)、雪の降る中、新橋演舞場に行き、初春花形歌舞伎 ”通し狂言 雷神不動北山櫻”を観て参りました。”市川海老蔵五役相勤め申し候”とあるように、市川海老蔵が鳴神上人、粂寺弾正、早雲王子、安倍清行、不動明王の五役を勤める話題公演。私は、不動明王の空中浮遊に大変興味がありました。
新橋演舞場に行くのは久し振りでした。新春公演の為、外から見ても、とても華やかでした。
この”通し狂言 雷神不動北山櫻”は、成田山開基1070年を記念して行われるものとあって、2階のロビーでは、開基1070年記念の成田山新勝寺の出開帳が行われていましたし、成田山関係のお客様も多かったようです。
私の席は2階だったのですが、歌舞伎座より床の傾斜がある為、舞台が見易く、また、花道の様子が見られるモニターテレビが舞台左手の2階席脇に設置されていたので、無理に首を伸ばさずに済みました。
有名な「毛抜」「鳴神」は、この”雷神不動北山櫻”の一幕だったんですね、知りませんでした。私は、歌舞伎を見ると、いつも、引き抜きを始めとする”鮮やかな変身術”に驚かされるのですが、「鳴神」の終わりの変身には、本当にビックリしました。坊さん達の列で隠されている間に、鳴神上人が髪をきれいに纏めた白塗りの顔から、髪を振り乱した隈取りのある顔に変わるのですから。勿論、衣装もすっかり変わっています。歌舞伎って、人の心を捉える素晴らしい演劇だと思いました。
期待していた不動明王の空中浮遊は、期待が大き過ぎたせいか、それほどの迫力を感じませんでしたが、新しいことに挑戦する海老蔵さんの姿勢に拍手!
この公演、1月27日迄です。
新橋演舞場のページは、こちらです。
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/shinbashi/
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