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2008年1月 6日 (日)

”のだめカンタービレ in ヨーロッパ”③

昨日の”のだめカンタービレ in ヨーロッパ”第二夜は、ピアノ教師の視点から見ると、結構シリアスな内容でした。”CNSM”での個人レッスンの場面には、留学した日本ピアノ学生の多くがぶち当たる問題が描かれていて、見ながら、”そうなんだよね・・・”と頷きつつ溜息をつきました。アナリーゼの大切さを強調される先生、そして、”取り敢えず、弾いてみて!”の初見でのレッスン、如何にもフランスという感じでした。

私は、”フランスの音楽教育の方が良い”と言うつもりはありません。でも、日本とフランスの音楽教育の在り方には、違いがあるのです。フランス人音楽家のマスタークラスを企画する私は、企画をするたびに、日本とフランスの違いを感じます。個人的見解ですが、フランス留学を考えるなら、そういう違いがあることを知ること、必要だと思っています。あらら、固い話になって申し訳ない・・・。

でも、実際、日本では音大卒業の為に必要とされていないことが、フランスでは、音楽の基本として重んじられているなんてこともあるんです。ですから、留学した学生は、よほど優秀な方を除き、この違いに戸惑うことになると思うのですが、そのあたりがリアルに描かれていたので、ちょっと重い内容でした。

ピアニストの”のだめ”ちゃんのお話は、真剣に考え込みつつ見ましたが、指揮者である千秋先輩のお話は、門外漢として、楽しく笑って見ました。それにしても、代役デビューって、大変なチャンスですよね!ドラマチックですし。でも、代役をつとめるには、普段の勉強が大事。そして、レパートリーの広さと体力、そして、精神力が必要。

指揮者というと、目立ちたがりの”踊り手”のように思われ勝ちですが、指揮という仕事は、オケの全ての楽器の音を知り尽くしていないと出来ない仕事。そのことが、第一夜の指揮者コンクールの場面できっちり描かれたので、指揮者という仕事への理解が深まると思います。時々映ったスコア(総譜)、指揮者は、あの段数の多い楽譜から書かれた音を全て読み取るのです。私には信じられない能力を持つ人種です。

ところで、千秋先輩の指揮振り、良かったと評判でした。ティルオイレンシュピーゲルをあれだけ振れたら、スゴイって!「”のだめ”ちゃんのピアノの方は?」と訊かれた私、う~む・・・。”フジ子・ヘミングの軌跡”のピアノ指導をして以来、ピアニストの演奏シーンの見方が厳しくなり、演奏シーンを楽しむのは難しくなってしまいました。

12月27日に書いた記事、”のだめカンタービレ in ヨーロッパ”は、こちらです。
http://paris-tokyo.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/in_7194.html

昨日(1月5日)書いた記事、”のだめカンタービレ in ヨーロッパ”②は、こちらです。
http://paris-tokyo.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/in_0356.html

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