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2007年10月27日 (土)

狩りのホルン②~パリのマドレーヌ寺院でのコンサート~

先日(といっても、かなり前になってしまいましたが・・・)NHKBSで放映された「生中継 フランス秋色散歩”ブルゴーニュ 小さな村の豊かな実り”」の中の「秋本番!狩猟祭り」に、”狩りのホルンcor de chasse)”が登場しましたね。(本放映は10月6日、再放映は10月15日でした。)

私、留学中に、パリのマドレーヌ寺院で cor de chasse のコンサートを聴いております。会場の真ん中に現れた演奏者達、観客に挨拶をした後、くるっと後ろを向いて、観客に背中を見せたのには驚きました。そう、cor de chasse のベルを観客の方に向けたのです。こうすれば、音は、真っ直ぐ観客に届きます。

コンサートに楽器として使われるホルン(フレンチホルン)は、ベルが横を向いているので、音はダイレクトに観客の方には行きません。出た音は壁などに反響して、会場に響くようになっています。
ホルン(フレンチホルン)は楽器として、屋内で使われるのが普通ですが、cor de chasse は、主に、狩りの信号用の道具として使われます。本来、戸外で使用される cor de chasse、吹いた時に反響させる壁などの無い場所で吹くのが基本ですので、ベルは、観客の方に向けることになるのでしょう。

狩りの信号用としては、”より遠くまで、よりはっきりと聞こえること”が何より大事。だから、近くで聴くと、大変迫力のある音なんです!cor de chasse の音の組み合わせで、「ウサギが捕れたぞ。」とか、「狐が居るぞ。」とか、様々な合図が決まっており、狩人は、森の中を移動しながら cor de chasse で合図を吹いて、お互いに情報を交換し合います。

cor de chasse は、そういった狩りの合図の他に、狩りの前後に行われる狩りの聖人 St.Hubert に捧げるミサ等の演奏もします。パリのマドレーヌ寺院で行われた cor de chasse のコンサートでは、狩りの聖人 St.Hubert に捧げるミサも演奏されました。
狩りの聖人は、St.Hubert です。同じ綴りですが、フランスではサン・チュベール、ドイツではザンクト・フーベルトと発音します。

私、”狩りのホルン”という記事を、1月28日に書いておりました。パリの街角で見かけた狩猟用品店の写真も載せていますので、ご覧下さい。
この記事の中では、狩りのホルンを”ヤークトホルン(Jagdhorn)”とドイツ語で書いていますが、cor de chasseJagdhorn は、どちらも”狩りのホルン”という意味です。
http://paris-tokyo.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_317b.html

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