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2007年6月 6日 (水)

「ばらの騎士」雑感

6月4日に、佐野成宏さん&堀内康雄さんのコンサートを聴きにオペラシティーに行ったら、ホール入口にリヒャルト・シュトラウス「ばらの騎士」のポスターが貼ってありました。
今年は、「ばらの騎士」の当たり年ですね。新国立劇場では今日(6月6日)から、チューリッヒ歌劇場公演は9月、ドレスデン国立歌劇場公演は11月です。

5月12日に書いた記事”「世界一やさしいオペラ入門~ドレスデンオペラで女を磨く!」(日テレ)”にも書きましたが、私、「ばらの騎士」、大好きなんです。

初めて見たのは映画。学生時代に、エリザベート・シュワルツコップ主演の映画を銀座のヤマハホールで見ました。シュワルツコップと元帥夫人の区別がつかなくなってしまうくらいに、イメージにぴったりの元帥夫人、本当に素敵でした。
本物を観たのは、ウィーン国立歌劇場。留学中にウィーンに行った時に見ました。若い時とはいえ、この楽劇は長いので立ち見は辛い。なので、ちゃんと席を予約して、ちょっぴりドレスアップして観に行きました。

「ばらの騎士」はロマンチックな作品で、メロディーも美しいし、舞台も豪華。そして、ストーリーも分かり易いので、見ていてストレスが溜まりません。同じリヒャルト・シュトラウスの作品でも、「影のない女」は内容が難解。私は事前予習をせずに見たものですから、見ている間ず~っと、”えっ、どうなってるの?”と思い続け、集中して聴けませんでした。でも、「ばらの騎士」は、そういうことはありません。
元帥夫人が若く美しいと、何故、”若さが去っていく”と嘆くのか、理解出来ない。それが唯一の?でしょうか。ゾフィーより元帥夫人の方が、断然魅力的に描かれていると思うのですが・・・

この楽劇、幕切れがとても印象的。オクタヴィアンとゾフィーが去り、元帥夫人の落としたハンカチだけが舞台に残る。それを、足首に鈴を付けた元帥夫人の小間使いが探しに戻って来て、ハンカチを拾って去って行く。その時の鈴の音で長かった楽劇が終わるのですが、その澄んだ音色は今も心の中に残っています。ロマンチックで素敵な舞台です。

ドレスデン国立歌劇場公演については、5月12日に書いた記事”「世界一やさしいオペラ入門~ドレスデンオペラで女を磨く!」(日テレ)”をご覧下さい。
 ↓
http://paris-tokyo.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_eeb8.html

新国立劇場のチケットについては、5月13日に書いた記事”新国立劇場の当日券”をご覧下さい。
 ↓
http://paris-tokyo.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_91ac.html

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