ギメ東洋美術館所蔵浮世絵名品展
先週末、大阪&京都に行きましたが、その時に大阪で、”ギメ東洋美術館所蔵浮世絵名品展”を見てきました。パリのギメ東洋美術館所蔵の浮世絵の里帰り展です。
東京で開催されていた時には情報を把握しておらず、連休にNHKの「アートエンターテインメント迷宮美術館」で放映されたのを見て、はっとしました。ちょうど大阪に行くことになったので、その時に見ることにしたのですが、この展覧会、明日が最終日です。
素晴らしい作品が沢山ありましたが、先週、既にディズニーランド状態。ぐねぐねと列を作って入場を待ちましたので、今日・明日は長蛇の列かもしれません。
19世紀終わりに、”浮世絵”はフランスで話題を呼びましたが、それは”絵”として海を渡ったのではなかったのです。”紙”として、陶器の包装に使われたんです。日本人は、ただの”紙”として包装に使ったのに、そこに描かれた絵がフランス人の心を捉えた、素晴らしい偶然です。
ドビュッシーは、北斎の「富嶽三十六景・神奈川沖浪裏」にインスピレーションを得て、交響詩「海」を書いたといわれています。そういえば、”ドビュッシーが好き”というフランスの方のリクエストで、原宿の太田記念美術館にご案内したことがありましたっけ。
〔ギメ東洋美術館所蔵浮世絵名品展〕
大阪市立美術館[天王寺公園内]
TEL.06-6771-4874
2007年4月10日(火)~5月27日(日)
午前9時30分~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
公式ホームページ
http://ukiyoe.exh.jp/
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