私への歌舞伎パリ公演効果② Hanami
4月初め、フランス人の友人T君を誘って、花見をしました。家族との花見の時は、パック入りのテイクアウトのお寿司をそのまま持って行っていますが、日本的な行事を楽しみたい気持ちになっていた私、重箱を用意したんです。これも、私への”歌舞伎パリ公演効果”だと思います。
重箱を用意とはいっても、いつもと同じパック入りのテイクアウトのお寿司を重箱の下段に詰め、スーパーで選んだお総菜と、自作の煮物を上の段に盛り込んだだけなのですが、雰囲気は”花見弁当”。そして、乾杯用のビールの他に、日本酒の小瓶と杯を持って行きました。
写真を撮った時に気付いたのですが、この重箱の色が、黒・緑・朱色の歌舞伎カラーだったんです。この三色の組み合わせを見ると、”あっ、歌舞伎!”って思いますが、何か謂われがあるのでしょうか?
桜並木の下に敷物を敷き、ビールで乾杯。歌舞伎カラーの重箱を出して、”お重って知ってる?”と訊くと、日本語ペラペラの彼、お重は知らなかった!そりゃ当たり前かもしれない。だって、普通に使う言葉じゃないですものね。
ひとしきり、重箱の説明をし、それから料理の説明。巻き寿司3種とガリの他は、枝豆、山芋の磯部揚げ、自作の煮物。煮物は、蓮根&蒟蒻&豚肉のピリ辛煮。特に日本風の食材を意識した訳でなく、私の好みで作っただけなのだけれど、蓮根も蒟蒻も、かなり日本的な食べ物。日本通の彼、さすが、蓮根も蒟蒻も知っていました。
ビールの後、日本酒に移行。ビールは紙コップで飲んだけれど、日本酒は家から持参の小さな杯で飲みました。風にハラハラ散る桜の花びらが酒に浮かび、日本情緒たっぷりの花見と相成り、花見は初めてのT君、大満足の体でした。
日経新聞夕刊(4月3日付け)の『あすへの話題』に書かれていましたが、”花見”という習慣は、日本独特のものだそうです。これを書かれた国際日本文化研究センター教授の白幡洋三郎さんの定義される”花見”とは、「群桜・飲食・群衆」の三つが揃っているもの、ということです。
日本で”花”といえば”桜”を指しますが、外国の方には、”花”という言葉から思い浮かべる特定の花は有るのでしょうか?
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