天才少女ピアニスト リーズ・ドゥ・ラ・サール経歴
このところ、”リーズ・ドゥ・ラ・サール”で検索をかけて、このブログにいらっしゃる方が増えており、本当に嬉しく思っています。
今日は、彼女の経歴を、コンチェルトやリサイタルのプログラムの紹介文に書かれていない部分も含めて紹介したいと思います。
リーズ・ドゥ・ラ・サールは、北フランスのシェルブール生まれ。4歳からピアノを始め、9歳で開いたデビュー・リサイタルの模様はラジオ・フランスで放送された。12歳の時、エトリンゲン国際コンクールで優勝。また、2004年1月には、ニューヨークで行われた“Young Concert Artists International Auditions” で第1位を獲得。
1998年より、パスカル・ネミロフスキに師事。11歳でパリ国立地方音楽院(CNR)に入学し、2001年に審査員全員一致の第1位を得て卒業。その後、パリ国立高等音楽院(CNSM)の大学院課程に入学して、ブルーノ・リグットに師事。同時に、芸術的指導をジュヌヴィエーヴ・ジョワ=デュティーユ(作曲家のアンリ・デュティーユ夫人)から受けている。
2001年以降、フランス国内を始め海外からの招聘を受けて音楽祭等に参加。また、多くのオーケストラとも共演している。
初CD(ラヴェル・ラフマニノフ)は、2002年にNaiveからリリースされ、2番目のCD(バッハ・リスト)は、グラモフォンの‘CD OF THE MONTH’に選ばれている。
*上記の経歴は、彼女の公式サイトに掲載されている経歴から、主な部分を拾い出したものです。
彼女のお母さまのお話に依ると、彼女の家系はロシア系。そして音楽系。彼女のお祖母さま、そして、そのお祖母さまがピアニストとのこと。「・・・だからね、リーズの孫娘はピアニストになる筈よ!」と、お母さまは嬉しそうにおっしゃっていた。
何と、お祖母さまのお祖母さまは、チャイコフスキーの弟子だったという!ロシア革命の時に、家族でフランスに移住し、その後はフランスに住んでいる。
彼女のショスタコーヴィッチのピアノコンチェルト第1番の演奏から、私はロシア的なものを感じたが、それは、彼女の血筋故かも知れない。
リーズ・ドゥ・ラ・サールが、パリ国立高等音楽院(CNSM)の大学院課程に入学した時の逸話も面白い。試験に通ってしまった後、彼女には受験資格が無かったことが判明!彼女は若過ぎて、決まりでは受験出来ない筈だったのだ。パリ国立高等音楽院(CNSM)の大学院課程の試験のレベルは、とても高い。パリ国立高等音楽院(CNSM)の課程を終えた人が学ぶクラスなのだから。その試験を通ってしまった彼女の優秀さに驚き、結局、教授方も入学を許したと聞いている。
天才少年、天才少女の多いフランスでも、桁違いの”超天才少女”と言われる所以である。
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