「チェンバロ+パーカッションⅢ」
12月17日(日)に「チェンバロ+パーカッションⅢ」が開催されます。
このコンサートは、私の友人のフランス人チェンバロ奏者、ローラン・テシュネさんが企画・開催・演奏するコンサートです。
昨夜(11月29日)、私が、サントリーホールのコンサートからの帰路、メトロに乗ったら、何と目の前に彼が座っていました!「Bonsoir, Laurent!」と声を掛けると、「ああ、Yurikoさん、こんばんは。先日はどうも。」と彼。日本に10年住んでいる彼と私の会話は、日仏チャンポンなのです。
彼とは、偶然に出会う運命にあるらしく、以前にもメトロの中で会いましたし、数週間前には彼が教えている大学で出会いました。その時は、私が行く教室の隣の教室で彼がレッスンをしているのを見つけ、思わずドアの窓から手を振ってしまいました。「そういえば、大学でお会いしたのは3週間位前でしたっけ。」「そうですね。お邪魔してしまって申し訳ありませんでした。」
別れ際に、「チェンバロ+パーカッションⅢ」のお知らせを近日中に私のブログに載せるとお話ししました。
彼は、パリ国立高等音楽院でピアノ、作曲科、ソルフェージュ、バロック解釈、チェンバロ、伴奏法等を学んだ”マルチ音楽家”。
素晴らしいアイデアの持ち主で、2004年12月には、チェンバロと2台のハープ、そしてバロック舞踊、ナレーションによって構成されるコンサート「le cabinet dore(黄金の間)」を企画・開催・演奏して話題を呼びましたが、来月は、チェンバロとパーカッションというの組み合わせのコンサートです。
7・8年前、私が「どんな楽器とのアンサンブルをされたいですか?」と訊ねた時、彼は、「パーカッションです。意外な組み合わせとお思いでしょう?でも、素晴らしい組み合わせなんですよ。」と言いましたっけ。オーボエとか、フルートという一般的な答を予測していた私は、とても驚き、「ところで、曲は有るのですか?」と訊ねた記憶があります。
「チェンバロ+パーカッションⅢ」は、その頃から温めていた企画なのでしょう。
このコンサートは、12星座に見立てた12の曲で構成されるコンサートです。(演奏時間は一体何分なのでしょうか???)
ヤニス・クセナキスのKomboiは日本初演、それ以外の11曲は全て新作初演です!
彼のエネルギーには驚かされます。
サッフォーの詩の朗読も入り、現代的なアーティストの曾建華(ツァン・キンファ)と藍洪祥(ラン・フンシャン)とのコラボレーションも有りという大変意欲的なコンサート、気宇壮大な企画です。
「チェンバロ+パーカッションⅢ」
12月17日(日) 午後6時開演(午後5時30分開場) 東京文化会館小ホール
<出演>
ローラン・テシュネ(チェンバロ・東京藝術大学助教授、桐朋学園大学講師)
藤本隆文(パーカッション・東京藝術大学器楽科助教授)
<コラボレレーション>
曾建華(ツァン・キンファ)デザイナー
藍洪祥(ラン・フンシャン)パフォーマンス
<プログラム>
日本初演 ヤニス・クセナキス:Komboi
新作初演 池田哲美、遠藤雅夫、大家百子、金子仁美、久木山直、糀場富美子、権代敦彦、夏田昌和、法倉雅紀、三瀬和郎、セバスチャン・ベランジェ
入場料 ¥3500(学生¥2500)
*お問い合わせ・お申し込み:武智音楽事務所 tel:03-3371-1250
コンサートの詳細は下記のブログをご覧下さい。
↓
http://musique-art-vie.seesaa.net/
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